なるほど 豆知識
「熱中症は予防が大事」 記事提供: 三輪 賢司(生損保代理店 有限会社 SIS)
夏になると、ニュースなどでよく聞かれる「熱中症」。短時間(10~15分程度)で症状が急変するケースもあり、予防が大事です。
熱中症とは、日射病や熱射病などの総称で、高温の環境で脱水症状となったり、体温調整がきかなくなり体温が異常に上昇することで起こります。
● 主な症状
めまい・立ちくらみ・こむら返り、頭痛・吐き気・倦怠感・意識症状・手足の運動障害・高体温状態 (呼びかけに対する反応がおかしい、まっすぐ歩けない、けいれん、
体に触れると熱いなど)
● 要注意
暑さに体が慣れていない夏合宿の初日や、急激に気温が上がった日、湿度が高い日
(汗が出ても蒸発せず体の熱が放出されない)
体温調整が苦手なお年寄りや、小さい子どもはもちろん、屋外だけでなく、高温多湿となった屋内・車内
マラソンランナーが小ぶりのボトルから少し口に含み、残りを体にかけているのをよく目にしますね。まさに、熱中症予防・対策のポイントがここにあります。
● 直射日光を避ける … 帽子をかぶる、日傘をさす
● 水分・塩分補給 … 少量の水(100~200cc)をこまめに飲む
塩分補給(梅干など)をする
スポーツドリンクなら塩分もあわせて補える
水分補給は、がぶ飲みするのでなく、「少しずつこまめに、」
● 体温を下げる … 体を冷やす(首やわきの下)
アンダーシャツに汗を対外へ放出しやすい生地(化繊)を選び、
その上に綿の生地を選んで着用する。
(色は熱を吸収しにくい白っぽいものがおすすめ、)など
● 体調を整える … 夜更かしをせず、朝食をしっかり摂る。
(体調が悪いと体温調節能力が低下します。)
● 予防のキーワードは、「少しずつこまめに」
* 追 伸
エアコンの効いた場所と屋外との温度調整が大事になります。また、規則正しい生活とバランスのとれた食生活が、欠かせません。夏には、夏野菜を!! 胡瓜・西瓜・トマト・枝豆(大豆)・ピーマン・なす、などでビタミンB類や水分補給を……夏バテ対策にも役立ちますよ。