なるほど 豆知識
R2.11月号 「文字の見せ方」 記事提供: 下永博巳(デザインスタジオマックス)
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文字の見せ方
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グラフィックデザインの業務に携わっています、下永です。
第1回目は、【3Dプリンターでどう変わる?】についてお話をさせていただきました。
http://k-showakai.com/mamechishiki_15.html
第2回目はどのような情報にしようか迷いましたが、
どなたにでも当てはまる “見せ方” について。
まずは、下のデザインを見て下さい。
皆さんも店頭や広告などで目にされる “メニュー” のです。
アイテムや対象者、用途、店舗イメージなど、同じ素材でも
見せ方は多種多様。
社内アンケートなど、最終的には “好み” になりがちです。
この中にもあてはまる “文字” の組み方でインパクトが変わってくるのです。
上記のメニュー以外にも、さまざまなメディアがあり、必ず目につく文字。
良く目にするテレビのテロップや字幕も色々と工夫を凝らしてありますよね。
文字は人へ情報を伝えるための記号であって、読むことでどのような情報なのかが分かります。
この文字ですが、ならべることで情報を伝えることはできますが、
見せ方ひとつで伝わり方が変わってきます。
下線を引いたり、斜体をかけたり、ボールドにしたり、色を変えたり…
いろいろな処理を利用して、強調したい文字を目立たせます。
しかし、相手に大きなインパクトを与えたり、印象に残らせたり、
さらに情報を分かりやすく伝えるにはこれだけでは不十分な場合があります。
たとえば 「嘉川昭和会」。
短調に5つの文字をそのままにするとこんなかんじ。
一部を強調すると…
印象がかわってきますね。さらに強調したい部分を太くしました。
また、数字を見せる企画書やセールの告知などでよく目につく「30%OFF」という数字も
見せ方一つで大きく印象が変わります。
30を大きく太い書体を使い%やOFFだけ小さくしておく事で30という数字が印象に残ります。
この応用で、「インパクトを与える文字の見せ方」という文字列を加工してみましょう。
「文字」をどのようにインパクトを与えるかを考えます。
前後の文字とのバランスそして配置までも考え、一目に収まる範囲内で見せる事を考えてみました。
いかがでしょうか?
少し長いフレーズになると一目で収まらない為、強調が弱くなります。
このように一つの固まりにしつつ、大小メリハリをつけることで大きなインパクトを与えます。
更に、フォントを変え、色もつけると相手に与える印象がぐ〜んと大きく変わります。
文字列だけで、その背後にいる人の感情の強さなども伝える事が可能なのです。
このように様々なパターンを試してみると面白い発見があるかもです!
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