なるほど 豆知識

H25.7月号  「梅雨時のカビ対策」         記事提供: 三輪 賢司(生損保代理店 有限会社 SIS)

梅雨の季節は、湿度が高くなり、カビが繁殖しやすくなります。カビは見た目に良くないだけでなく、人体にも悪影響をもたらします。例えばアトピーなどのアレルギーの原因にもなります。繁殖させないためのカビの防止や、発生した場合の除去のポイントをご紹介します。

<カビの防止ポイント>
カビは25度~30度の温度、湿度は70%以上の場所を好み、カビの栄養分となる、石鹸粕や人の垢のある場所、つまり、浴室などを好みます。有効な防止策は「湿度の除去」、 全体的なカビ防止策は「かんき」第一です。
○ 晴れの日は窓をしっかり開けて、空気の入れ替えをしましょう。
この時、押入れなど、普段風が通らない場所も開けておくことも重要です。
○ キッチンや浴室・洗濯機などの水周りは、石鹸粕などが残っている可能性があるので  しっかり水で流しましょう。浴室は、換気扇を利用しましょう。
○ 部屋などの室内は、換気だけでなく、除湿機を活用しましょう。
○ 窓の結露はカビの元となるので、結露はすぐに拭きましょう。
結露対策として、窓にプチプチの結露防止シートなどを貼ることも有効です。

<カビの除去ポイント>
キッチンや浴室、洗濯機などの水周りでは、石鹸粕などを残さないように洗っておくことや、カビ防止スプレーなどが有効です。また、見落としがちであまり掃除の行き届かない場所、例えばエアコンのフィルターは、ホコリヤチリなどがたくさん集まり、カビが、発生しやすい場所です。掃除をせず、エアコンをつければ、ホコリなどを室内にばら撒いていることになります。常日頃からの掃除を心がけましょう。

最後に、掃除機による除去について 
最近の掃除機は、昔のものと違い、とても小さなホコリ・チリ・ダニ・カビなどを吸い取り、しっかり、ゴミパックに収集することが可能なほど高機能になっています。しかし、カビを吸い取る時に、カビの胞子をまき散らしてしまうことになり、他の場所にカビが再発する恐れがあります。また、カビを吸った掃除機内のフィルターなどでカビが繁殖してしまうと、掃除機を掛けた時に、後ろからカビを放出してしまいます。
高機能の掃除機でも、このように逆効果となる場合があるので、ご注意ください。


次回8月号の記事提供は、金光明雄さんの予定です。乞うご期待!
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